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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

踊る大捜査線 THE FINAL あらたなる希望』を見た。高校生の頃に始まったドラマ版からTVSP版、映画版と続いてきた本シリーズも、今作でファイナルということで、なんとも言えない気持ちを抱えながら鑑賞。

 

オープニングロールからアツい。和久さんが出てきただけでアツい。そしてエンドロール最後の「小林すすむさんの思い出とともに」というテキストを見て、ああ、チームだったんだなと再確認。たぶん、ほとんどの主要キャラクターは登場したんじゃないかな。

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※2012年5月に亡くなった小林すすむさん。本作が遺作に。

 

今回印象に残ったキャラクター、シーンはやはり室井が本部長になってからの青島とのコンビ。これは何度も繰り返されてきたことだけど、「俺はあんたを信じる。あんたも俺を信じてくれ」という、やっぱそうだよな、というシーン。

他にも和久くんがすみれさんを気遣うシーン、ボルシチのシーンなど多数。

キャラクターだと小栗旬演じる鳥飼誠一と小泉孝太郎演じる小池。鳥飼は美しい。男でも惚れ惚れする。

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香取くんはねぇ。往年の『沙粧妙子最後の事件』で演じた危ないヤツを期待したんだけど、そこまでは行かなかった。悪くないんだけど声質かな……。

鳥飼、小池、久世の3人はもう少し人物像を深く描いてくれるとオモシロイなと思う。ファイナル後だけどスピンオフ作品としてどうかな?

もう一人印象的なのは、佐戸井けん太さん演じる魚住課長。ギャグパート担当しながらも、すみれさんを一番見てる上司なんだろうな。「世話になったのはこちらだよ」などセリフが良い。

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前半部分のギャグパートはキレもあって笑えるし、シリアスパートといいコントラストだと思う。けれども、シリアスパートに入ってからの「バナナ」はちょっと……と思う。伏線といえば伏線だけど、かなり賭けの要素が大きいのでイマイチ納得感が得られない。もう少しロジカルな根拠なり、真下×鳥飼・小池との交渉から引き出すとかの展開がほしかった。

すみれさんのクライマックスでの登場も何と言うか。その後出てこないし。

などなど多少不満もあるけど、全体的に「FINAL」を謳う作品としては良い締め方だったんじゃないかと思う。

 

そうそう、新庄管理官、沖田管理官が出てこなーい!と思ってたらきちんと登場するシーンが容易されてて嬉しい作り。個人的には、SAT隊長も出てきてもらいたかったんだけど、出てこなかったね。

 

ともかく、高校生の頃から始まった「踊る」は、まさに青春だった。「踊る」が終わるということは、僕の青春のひとつが終わったということで、鑑賞後は本当に感慨ひとしおだった。

 

ありがとう、『踊る大捜査線』チームの皆さま。